「お取引状況のお知らせ」の見方

  • 「お取引状況のお知らせ」とは
    お客様の年金資産の評価額と、昨年1年間のお取引の状況をお知らせする帳票です。確定拠出年金法により、年1回以上通知することが決められています。
    本帳票は、資産状況をお知らせするものであり、確定申告等には利用できません。確定申告に必要となる「払込証明書」は別途、国民年金基金連合会から送付されています。
    また、本帳票は12月31日時点で運用されている資産内容を通知していますので、12月26日が初回引き落としだった場合は、その年の資産運用はなかったため、0円と表記されます。
  • 受取方法
    「お取引状況のお知らせ」は、記録関連運営管理機関(JIS&T社)から毎年1月下旬頃に発行されます。
    「お取引状況のお知らせ」の受取方法が「郵送」となっているお客様は、電子交付の申請をすることにより、WEB上でPDF閲覧ができます。

「お取引状況のお知らせ」の構成※1ページをご覧頂ければ主な運用状況を確認できます。

年金資産の総額がいくらで、どの程度利益がでているかを確認することができます。

購入している商品ごとの運用状況を確認することができます。

購入している商品の取引履歴等を確認できます。

1ページ目

①今回基準日時点の年金資産状況【ポイント】
楽天証券iDeCoのお客様は、前年12月31日を基準日とした残高、運用の状況に基づいて「お取引状況のお知らせ」が作成されています。

②年金資産評価額【ポイント】
基準日時点で運用商品を全て売却して現金化した場合の金額です。

③運用金額
運用のもとになった金額です。「⑤掛金額」+「⑥受換金額」- 「⑦給付金額・移換金額」- 「⑧手数料」で計算します。⑤~⑧に内訳が記載されています。

④評価損益
基準日時点における年金資産全体の運用利益(プラス)あるいは運用損失(マイナス)を表示しています。

⑤掛金額(定時拠出)
当制度において、これまでに拠出した掛金額の累計額です。

⑥受換金額
転職等により、他の確定拠出年金制度および企業年金制度等から現在の確定拠出年金制度に移された年金資産の合計を表示しています。

⑦給付金額
給付金額は一時金および年金としてお支払いした金額(税込)の累計です。

⑧手数料
拠出した掛金等から加入者が負担した事務費等の累計金額を表示しています。加入時から今回基準日までに、加入者が負担した事務費等の累計金額を表示しています。

⑨年金資産評価額の内訳【ポイント】
基準日時点の商品毎の時価評価額が年金資産額に占める割合をグラフ表示しています。なお、割合は小数点以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

2ページ目

⑩今回基準日時点の年金資産評価額の内訳【ポイント】
今回の基準日時点における年金資産評価額の内訳がまとめられた部分になります。

⑪掛金(定時拠出)の商品部分【ポイント】
毎月の掛け金を、どの運用商品にどのくらい配分しているか確認できます。

⑫残高【ポイント】
基準日時点の商品ごとの口数または金額が表示されます。

⑬時価単価
基準日時点で時価換算する際の単価になります。

⑭時価単価の単位
時価単価を評価する単位になります。

⑮時価評価額
基準日時点で時価に換算された評価額になります。

⑯未指図資産
毎月の掛金や他の確定拠出年金制度から移された資産等に対して商品別配分変更を行っていない等の場合、資産を未指図資産(運用が行われない現金相当の資産)として表示します。
未指図資産のままでは運用が行われず、運用指図により生じる利益を得られない可能性もございますので、ご自身の判断で運用の指図を行ってください。

  • JIS&Tでの管理上、未指図資産はダミー商品(商品番号 999、商品種類を空白)として表示します。

⑰待機資金
【お取引状況のお知らせ】の作成基準日に取引が完了していないものがある場合、当該取引に係る資金を待機資金として区分表示します。
例:入金、発注は完了しているが、商品提供機関からの取引報告がJIS&Tに未着の場合など。

⑱未納手数料(収納予定手数料)
月次手数料が加入者の負担となっている場合で、記録運営管理機関(JIS&T)、運用関連運営管理機関(楽天証券)、資産管理機関(信託銀行)が今後収納予定の手数料がある場合に表示します。
自動的に掛金から収納されるので、特にお手続きをしていただく必要はありません。

⑲年金資産評価額
時価評価額合計に待機資産を加え、未納手数料を減じた金額を表示しています。

3ページ目以降 ~

⑳前回基準日時点の年金資産評価額の内訳
前回の基準日時点の内訳がまとめられた部分です。
各項目は2ページ目の⑪~⑮と同じです。

  • 配分している運用商品数によっては、3ページ目ではなく、2ページ目に記載されている場合があります。

㉑確定年金・終身年金の内訳
確定年金の管理資産額については、残余支払期間における予定受取年金額合計を表示しています。また、終身年金の管理資産額については、残余機関が未確定であるので表示されていません。

  • このページは確定年金、終身年金を保有している場合に表示されます。

㉒お取引の明細【ポイント】
運用商品毎の取引(購入や売却)の明細です。

㉓約定日
売買が成立した日です。

㉔受渡日
売買代金を授受された日です。

㉕取引区分(運用指図日)
「定時拠出」は毎月の掛金による購入取引、「スイッチング」は運用商品の預け替えの取引を意味します。その他に「自動継続」、「還付」、「移換」などがあります。
(運用指図日)は加入者がインターネットもしくはコールセンター等により、手続きを行った(運用の指図をした)日を示します。

㉖運用金額
運用のもととなった金額の明細です。

㉗掛金額(定時拠出)の明細
対象期間中の掛金額を表示します。「年月日」は資産管理機関へ入金された日です。

㉘企業年金制度等からの受渡の履歴
企業年金制度等での脱退一時金相当額を確定拠出年金に移し換えされたときの移換金額および加入者等期間に参入された期間です。

㉙加入者等期間算入期間
企業年金制度等をもとに通算加入者期間に参入された期間(確定拠出年金法74条の2の2項)を表示しています。

㉚手数料の明細
対象期間中に収納された手数料および対象期間中に発生した未納手数料を表示しています。手数料(制度運営費)が事業主負担の場合は表示されていません。
国民年金基金連合会が徴収する収納手数料は拠出の都度、徴収されます。本手数料が徴収された場合は「国民年金基金連合会 月次手数料」と表示されます。

㉛商品別配分変更の履歴
毎月の掛金により購入される商品の配分変更があった場合に表示されます。

㉜掛金額(定時退出)
掛金(定時拠出)により購入された商品の配分を表示しています。「運用金額」の「掛金額(定時拠出)の明細」が表示されていない場合は、本項目は表示されません。

㉝給付の履歴
対象期間中に受け取られた一時金および年金のお受取金額が表示されています。

㉞今回基準日時点の通算加入者等期間
今回基準日時点の老齢給付年金の請求要件に係る期間(確定拠出年金法33条2項)を表示しています。